祖母が亡くなりました。

先日、祖母が亡くなりました。

ばーばと呼んでいました。

うちの祖父母宅は、床屋さんなのですが、
ばーばも理容師さんです。

 

ばーばは一言でいうと「お洒落さん」。

 

いつも綺麗にお化粧をしていて
お肌がすべすべ、つやつや、
キラキラしたアクセサリーがよく似合います。

お化粧の香りなのか、ほんのり甘い匂いがして
ばーばにハグされるのが好きでした。

小さい頃は、毎年じーじばーばの家に
泊まりにいくのが楽しみで
春休み・夏休み・冬休み(クリスマス・お正月)と
長い休みのたびに泊まりに行っていました。

 

じーじばーばの家は、
駅の近くで街中なので
少し外を歩けばいろんなお店があります。

ばーばとはよくお買い物に一緒にいきました。

私は人混みが苦手、
歩くのもキライという子どもだったので笑、
お買い物に行くのを嫌がってよく手を引っ張られていましたが、
お店に入れば美味しそうな物・綺麗な物でいっぱいで
逆にばーばの手を引っ張ってはしゃいでいたのを思い出します。

もう記憶が断片的でしかないけど
一緒にアイスクリームを食べたこと、
チョコレートケーキを食べたこと、

ばーばと出掛けた時は
いつも美味しい物をご馳走になってたなぁと思います。

そうえば、私は
「転ぶと泣く。
本読みがうまくできないと泣く。
絵が上手く描けないと泣く…」
っていう相当な泣き虫でした。

すぐ泣くから、泣くたびに
いろんな人に呆れられてたんですが、

ばーばは呆れず根気強く
「泣かないの。大丈夫よ〜」と
背中をさすって頭を撫でて励ましてくれました。

 

ばーばは料理が大得意で
特に「海老真薯」がすっごく美味しいんです!

ばーばの海老真薯は、
角切りのパンを衣にして揚げていて
カリカリジューシー!!
「なんでこんなに美味しいんだ〜〜!?」と
何回もお姉ちゃんと言い合って騒いでいました。笑

クリスマスやお正月には
十数人分の豪華なお料理を作ってくれて
それが毎年すごく楽しみで楽しみで。

ばーばは私が食べやすいように
具材を小さく切ってくれたり
苦手な物も食べれるように料理を考えてくれたりしました。

美味しいお料理のあとは
親戚みんなでトランプ大会をするのですが、
ばーばは参加せずにのんびり大会を見物してました。

ばーばは、じーじがビリになるとなんだか嬉しそうだったり
じーじが迷ってると「早くしな〜」と横から口出ししたり
でも、ピンチの時は「アンタ、こっちにしときなよ」とアドバイス?したり。

子どもながらに、じーじとばーばは仲が良いんだな〜と思っていました。笑

じーじばーば家のお泊まりは楽しすぎて
「帰りたくない!」と駄々をこねたこともありましたね。笑

 

 

ばーばは昨年くらいに
病気が見つかって入院してから
元気がなくなってしまいました。

同じくらいの時期にじーじも入院。

お化粧や洋服が大好きで
お買い物へよく行っていたばーばだけど、
部屋から出ることがなくなり
お化粧もしなくなりました。

私は、病院の付き添いをして
今度は私がばーばの手を引いて
ばーばが歩けなくなったら車椅子を引いて
食事をする時は、ばーばが食べやすいように
固い物は取り除いて、具材を小さく切って

「大丈夫だよ〜」って小さくなった背中を撫でて
「痛くなくなりますように」って手を握ってあたためて

それくらいしか私にはできませんでした。

 

 

大切な人ともう話すことができない

触れることもできない

ずっと会えない

 

どんなに苦しいことだろうか。

 

ばーばはうちの父のお母さんです。

ずっと育ててくれたお母さんがいなくなってしまう。

ばーばはじーじの恋人であり奥さんです。

心から愛している大好きな人がいなくなってしまう。

 

孫の私でさえ、こんなにも心が痛いのに
それよりずっと近くにいた家族はもっと苦しいと思います。

なんで人は寿命があるのだろう。
なんで一生一緒に生きられないのだろう。
ずっと一緒にいられたらいいのに。

 

じーじだけが唯一、
涙を流しませんでした。

お葬式でもじーじは
いつもとあまり変わらない調子で
おしゃべりをしていましたが、

でもずっと目の縁が赤くて、
棺が運ばれていく時に
「一緒に棺に入りたい」と
小さな声でばーばに話しかけていました。

ばぁさん、もうじき天国行くで待っててよ

 

いやいや、何言ってるの、まだまだじーじには生きてほしいです。

でも、何も言えませんでした。

そうだよね、そりゃ一緒にいたいよなぁ。

ハタチの頃に結婚して、一緒に床屋を営んで、
60年以上苦楽を共にしてきた大切な人。

ばーばの意識が途切れ途切れになってからは
「もう俺のことわからないんだ」って
じーじは言ってたけど

きっとばーばはわかってたと思うよ。

 

私は、ばーばが亡くなるまで
家族を大切にしてきたつもりだった。

だけど、全然親にも会ってなかったし
最近はじーじばーばの家に遊びに行くことも減っていた。

少し運転すればいつでも会えるからと
日常に追われて、自分のことばっかりで、後回しにして。

でも確実にみんな歳をとっていくんだ。

一緒に過ごせる時間はとっても貴重。限られてる。

もっともっと家族を大事にして
周囲の人に感謝して
大切な人と過ごす時間をしっかりとっていきたいと思います。

 

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