誰ひとり友達がいなくなってしまった大学時代

前回の高校時代の続きです!

第4章 大学時代

大学に入学してからは、
「絶対にここで上に登ってきちんと就職するんだ!」
と心に決めて、積極的に授業に参加しました。

俗にいう意識高い系になっていました。

大学デビューといいますか、
服やメイクで見た目をどうにかし、

明るく周りの目を気にせず
自分の意見を言う人になろうと思いました。

しかし私は、コンプレックスだらけ、劣等感まみれの人間。

人間ってのは不思議なもので、
劣等感が募りすぎると防衛本能が働くのか、

「自分より下」を探し始めるんです。

そしてボロボロになった自信を
なんとか保とうとするんです。

こうなると最悪です。

あの子は喋るのが下手。
あの子より自分のほうができる。
あの子、頑張ってるけどなんかダサいんだよね。

謎の上から目線で
勝手に人を評価するようになります。

自分のことを「できない奴だ」と言い続けてきたので、
勝手に周りからも
バカにされてるんじゃないかと考えだします。

バカにされたくない。
できない人と一緒にされたくない。

私はいつの間にか、
人の批判ばかりするようになっていました。

自分は何も挑戦できないくせに
挑戦して失敗した人を何度もバカにしていたのです。

明るく主張できる人間になっていると思い込んで、
ただきつい言い方で批判するだけの嫌な人間になっていました。

たとえば、「この企画をやりたい!」と
企画書を作り、友達を集めて、
自力で企画を実現させた人がいました。

ここではAさんとします。

自力で実現させただけでもすごいのですが、

先生からの評価はボロボロでした。

友達も呆れ顔で、
陰でAさんを笑う人は何人もいました。

私もAさんを笑いました。

でもAさんは諦めず、
何度も企画を作っては挑戦していました。

そのたびに
「また無駄なことやってるよ(笑)」と
バカにしていました。

しかし、数か月経って、

Aさんは次第に
先生から評価されるようになり、

企画をコンテストに出したら賞をとり、

友達にも
「Aさん頑張ってて本当すごい」と
慕われる存在になっていきました。

それでも私はその現実を見ようとせず、
なぜか癪に触って、
Aさんをバカにし続けました。

アンチです。

私は、Aさんだけでなく、
自分と同じかもしくは下のレベルだと思ってた人が
褒められたり好かれてるときは
とても気分が悪くなりました。

なんでアイツが。
みたいな。

…超性格悪いですね。

 

当然、私から友達は離れていきました。

私は、周りの目を気にせず意見を言える自分は
成長したなんて思っていましたが、

本当は周りの目を気にしていないのではなく

逆にすごく意識しているからこそ
「バカにされたくない」
という自分のプライドを守るために

意見という名の攻撃をしていました。

攻撃をしているとき私は饒舌になり、
会話下手な自分を忘れられました。

あと悪口って盛り上がるんです。

悪口に悪口を重ねて盛り上がることがあると思うのですが、
仲間がたくさん増えたように錯覚していました。

しかし、悪口だけで盛り上がる関係なんて
所詮その程度なのです。

面白がって聞いてくれる人も
もちろん深い友達になってくれるはずもなく
私の周りには誰もいなくなりました。

 

学校で友達を失ったのは自業自得です。

自分が友達から嫌われているのに気付いてからは
随分と言動を改めるようになりました。

偉そうな言動をしないように気を付けて
謙虚におとなしく…。

しかし、
人から嫌われたくない、好かれたいと
今度は人の顔色を窺いすぎるようになりました。

すると、喋れないのです。

【ただの雑談さえできない】。

たとえば、授業が始まるまでの数分間
隣の席の人とお喋りをする。

休憩時間にごはんを食べながら談笑する。

グループワークのように意見を言う必要もないし
プレゼンのようにたくさんの人の前で話す必要もない。

簡単なはず。

なのにできないのです。

話題が見つからない。
会話が続かない。
せっかく話を振ってもらっても上手く返せない。

そのため、

授業は遅刻ギリギリに行き、
休憩時間はトイレに行くふりをして
個室で携帯をいじっていたり、
図書室に籠って意味もなく本を捲ったり、
近くの自宅にいちいち帰っていました。

私は、最初こそ積極的だった授業も

友達が全くいなくなったことで
グループワークの日は避けるようになり、
苦手なプレゼンがある日は休むようになり、
レポートが上手く書けないからと提出しなくなり、

そんな風に逃げていくうちに
どんどん学校に行きづらくなっていきました。

そんな自分が本当に嫌いで
非常に自信がなかったです。

単位を落とさないようにどうにか学校へ行っても
みんな自分よりずっと先を行っています。

いまさらやり始めてもどうせ追い付けない…

私の大学は先輩・後輩合同で
プロジェクトを行うこともあったので、
後輩の方が私よりずっと技術が高くて

「え、先輩そんなこともできないの…?」と
不思議な目で見られたこともありました。

先生に
「今から追いつけばいいんだから頑張りなさい。
1年生に混ざって学び直してもいいから」

と励ましていただいたこともありましたが、
私はまだ甘えてました。

…1年生と一緒に授業?
絶対に嫌だ!
バカにされたくない!

 

全部自業自得なのに
私はプライドばかり高くなっていたのです。

そして謙虚さは形だけで
やっぱり内心は嫉妬や
人をバカにする気持ちを持ち続けていました。

そんな状態で友達が戻って来てくれたり、
新しい友達ができるはずがありませんでした。

 

幸いアルバイトだけはなんとか上手くいっていました。
店長と自分しかいないアルバイトだったからです。

仕事ができなくても、人と比較することがないし、
会話が苦手でも、店長も根気強く教えてくださる方だったので
なんとか続けられました。

店長にはすごくすごくお世話になりました。

 

しかし、3年生も夏頃になると
周りは就活で
インターンや会社説明会へ行き始めました。

インターンも会社説明会も
人事の人や他の就活生と話さなければなりません。

私は避け続けていました。

だけど、このまま
何をやってもダメな状態では
面接で絶対に落ちる。

両親とは離れて暮らしていたので、
たまに帰省するときには
「大学生活はすごく充実している」
という風に嘘をついていました。

高校の不登校の時に
さんざん迷惑をかけたので、

これ以上心配をかけるわけにはいかなかったし、
高い学費を払ってもらっているし、

友達が全然いない、単位をとるのもやっと

という現実が恥ずかしくてたまらなかったのです。

お母さんと電話で話したときも
「就活もうすぐだけど、
なっちなら学校頑張ってるし、
アピールできることがいっぱいだから安心だね」
と言われてさらに焦りました。

絶対に何かやり始めないとまずい。
でもどうすれば…

>>続く

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