こんにちは、ほのかです。

わたしは、旅館で仲居として働いていたのですが、その頃の経験をもとに、「旅館の仲居さんに向いていない人」の特徴についてご紹介していきます。

旅館の仲居さんに向いていない人の特徴7個

「旅館の仲居に向いていない人」の特徴は以下の7つです。また増えたら追記していきます。

  1. 家族や恋人が土日休み、大型連休(GWなど)休み
  2. プライベートと仕事は完全に分けたい
  3. 都会が好き・都会の生活に慣れている
  4. オシャレに強いこだわりがある
  5. 前日に次の日の準備をしない
  6. おしゃべりが止まらない
  7. 働く土地に興味がない

ひとつずつ説明していきたいと思います。

1.家族や恋人が土日休み、大型連休(GWなど)休み

これは「仲居に向いていない人」本人の特徴ではないのですが… 意外と重要なんです。

サービス業全般に言えることですが、旅館の仲居はもちろん土日休みではありません。GWやお盆など大型連休も繁忙期なので、むしろ休みがなくなります。

仲居は不定のシフト制が多いですが、土日にお休みをとるのは難しいです。連休は平日であってもとりづらいため、土日に連休をとるのは至難の業です。

役職が上がればお休みがとりやすくなるかと思いきや、重要な存在になるので「忙しい土日や連休は必ず居てくれ~!」と頼られることになります。そのため、頑張ればのちのちお休みがとれるようになる…とは考えない方が良いです。

家族や恋人とお休みが合わないと、それが原因で関係が上手くいかなくなってしまうことがあります。「そんなことで…?」と思われがちですが、これが原因で別れたり仕事をやめてしまった人を何人も見ました。

わたし自身、お休みが合わなかったことだけが原因ではありませんが、一因となって恋人と別れてしまったことがあります。

「土曜の夜、仲居の仕事が終わってから彼氏に会い、日曜の朝に帰る」「平日、彼氏の仕事が終わった後に数時間だけ会う」というような会い方をしていたのですが、会える時間が短く、いつもどちらかが疲れている状態でした。お休みが一緒ならな…と何度も思ったものです。

お母さんの仲居さんだと、「子どもを遊園地に連れていってあげたいけど、なかなか一緒に行ける日がないんだよねー」「運動会が土曜日で行けないかも…」「今度家族で旅行に行くけど仕事だから私は抜きだ~」とおっしゃってる方もいました。まだお子さんが小学校に通ってるくらいのときは、仲居の仕事は難しいかもしれません。「子どもが中高生になったら仲居に戻ってくる」という方は多かったです。

お休みが合わなくてもお互いに理解し合える相手であったり、年齢・時期であったり、そういうときに働けると良いと思います。

2.プライベートと仕事は完全に分けたい

仲居は「朝6~11時出勤、11~14時中休憩、14~23時出勤」という1日のパターンが最も多いです。

1度長い休憩をとって再出勤するというように、働く時間が特殊なため、旅館から歩いてすぐの寮に入ることが多いです。中休憩は寮に帰って仮眠をとったりお昼ご飯を食べたりします。

寮は旅館ごとに違いますが、普通の一人暮らしとほぼ同じマンションのところもあれば、部屋に鍵もなくお風呂やキッチンは共同の寮もあります。

どちらも経験しましたが、共同の方はかなり気を遣います。

また、一人暮らしと同じタイプの寮でも、休日他の仲居さんにばったり会うことが多く、デートの格好で会ってしまえば瞬く間に噂が広まりましたw

また、本当に寮は旅館の近くなので、お客様にも会うときがあります。あまりに気を抜いた格好をしてると笑われることがあるので注意です。

特に田舎の旅館の場合、「3.」でも説明しますが、休日でもだれかと会ってしまうので完全プライベートは難しいです。

3.都会が好き・都会の生活に慣れている

旅館は、ホテルに比べると田舎にあることが多いです。

都会の生活に慣れている人からすると、田舎の旅館に来ると「え…!?」ということが連発します。

わたしはその町にスーパーが1軒しかない(コンビニもめちゃ遠い)田舎の旅館で働いたことがありますが、普段それほど都会に住んでいたわけでもない私からしても「え…!?」と思うことがたくさんでした。

まず、スーパーが一軒しかないので、スーパーに行くたびに必ずだれかに会います(笑)

他の仲居さんはもちろん、町の人口が少ないので、住民の方々とはすぐに顔見知りになり、スーパーで会ってもお話ししてきてくださいます。フレンドリーな方が多く、わたしはそれが嬉しかったですが、気をつけないと悪い噂もすぐ広まりますw

また、たとえば服を買いたくても、「◯◯ブティック」みたいな老舗の洋服屋さんしかないし、文房具が欲しくても、文房具が揃ってるお店は電車に乗らないといけない距離だったり。

なにかと不便なのです。

若い女性なら気になると思いますが、なかなか出会いもありませんw

でもわたしはそういう不便さもけっこう好きでした(笑)文房具を買うためだけでも、ちょっとした遠出になってワクワクするからです。

都会が好きであったり、都会に憧れがある人は、旅館の仲居よりホテルスタッフの方が向いていると思います。それか、都会にありながらリゾート感のある旅館は増えているので、そういう所に絞ると良いでしょう。

また、田舎に全く住んだことがないのに、「田舎生活って、空気が綺麗そうだしのんびりしてていいよな〜」みたいに夢を抱きすぎてるのも要注意ですw

4.オシャレに強いこだわりがある

旅館の仲居は、黒髪おだんごが定番スタイルです。髪色の色番号でいうと、明るさは3番か4番まで。

先輩になってくると、茶髪の人もいましたが、なかなか明るい髪色にはできません。

パーマも基本的に禁止です。

髪の長さは、肩までのボブが可愛いし流行りました。しかしボブはおだんごにするには短いし、そのままだと着物の襟に髪がついてしまうため、ボブより短いショートか、おだんごにしやすいセミロング以上髪を伸ばす必要があります。

わたしが働いたところは、若い仲居はみんな黒髪セミロングで、同じような髪型になってました。校則のある学生時代を思い出しますw

メイクも仕事中はみんな同じようなナチュラルメイクです。アイシャドウはラメなし・ブラウンのみ、リップはつやつやグロスNGなど、いろいろ決まりがありました。香水、ネイルもNGです。

休日はもちろんなんでもOKですが、寮なのであまり派手な格好をしてると悪目立ちします。

また、仲居は膝をついてお料理を提供するので、膝が黒ずみますし、洗い物や掃除で手は荒れやすいです。わたしは黒ずみでミニスカートが履けなくなりましたw

オシャレにこだわりがある人には物足りないかもしれません。

5.前日に次の日の準備をしない

仲居は毎日着物を着ます。着物は着るのに時間がかかるだけでなく、片付けや準備にも時間がかかります。

かなり体を動かす仕事のため、ものすごい汗をかきます。夏は毎日着物を洗濯していました。(何枚か洗い替えがありました)

シワにならないように洗濯のりを入れて、干す時は綺麗に広げて干し、乾いたらきちんとアイロンがけをします。わたしは着物をアイロンがけするのが苦手でした…長くてやりにくい!

でもシワシワの着物でお客様の前に出るわけにはいきませんから、どんなに面倒でも絶対この工程は毎日やっていました。

また、着物を脱いだ後も、帯揚げや帯締めなど着物の小道具を散らかしたままにしておくと、次に着るときに手間取ることになるので、必ず脱いだものは綺麗に整えていました。

そういった準備は、朝出勤前にやるととても間に合わないので、寝る前にやる必要があります。

学生時代から、前日に教科書を準備するタイプだった人は良いですが、朝慌ててやってた人は慣れるまで大変かもしれません。

6.おしゃべりが止まらない

仲居というと「おしゃべり好きで気さくなおばちゃん」をイメージする人も多いようですが、仲居からお客様へ向けて一方的におしゃべりすることはほとんどありません。

施設内の説明や、お料理の説明をするときにはこちらから喋りますが、あくまでもお客様の様子を見ながら、「この説明は必要かな?この方はもうご存知だから省いた方が良いかな?」など、お客様に合わせて話します。

でも、お客様のために話すというより、自分が話すのが楽しいから喋り続けてしまうという人もいるんです。

わたしが働いていたところにも、おしゃべりが好きすぎて永遠とペラペラ喋っている人がいました。その方は、お客様が「もういいよ…」という顔をされてるのに、気づかず喋り続けてしまっていました。

「お話しすることが好き」というのは、接客業にとっても向いてる素質ですが、相手のことを考えずに止まらなくなってしまうというのは考えものです。

7.働く土地に興味がない

仲居はお客様に旅館周辺の観光について聞かれることが多いです。

「この近くのおすすめのお店はどこ?」「近くのお寺にはどんな御利益があるの?」などなど。

答える際に、自分で行ったことのある場所だったり、愛着のある場所だと、ただ機械的に有名な観光地を勧めるより、絶対お客様に興味を持ってもらえます。

本当におすすめしたい場所だと話し方にやはり出るからです。

1番良いのはその土地のことが好きで働けることですが、興味がなくても、仕事のためにと勉強できれば良いと思います。